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地中海の薔薇水ができるまで
トルコ共和国
トルコ共和国は、国会と地中海に挟まれた小アジア半島とバルカン半島南東部の一部からなるヨーロッパ大陸とアジア大陸にまたがる国です。 いくつもの文明の繁栄と衰退により生まれた歴史的遺産、広大なる大地と変化に富んだ気候により作り出された自然遺産は数多く世界遺産と認定されており、カッパドキアやトロイ遺跡、イスタンブール歴史地区などはそれらの一つです。 また、豊かな大地がおりなす農産物からはトルコ料理が生まれ、世界三大料理の一つに数えられています。
トルコのウスパルタ
大地の恵み豊かなトルコでは、古くから薔薇を育て産業としてきました。 ウスパルタはトルコ共和国の地中海地方に位置し、良質な水と豊かな土地に恵まれた薔薇の街。香り高いダマスクローズの産地として知られ、ヨーロッパの名だたる香水メーカーもこぞってこの街に原料仕入れに訪れます。
薔薇畑と収穫
薔薇の花の収穫時期は1年に1度、5月~6月の約2ヵ月間です。この時期のウスパルタはかぐわしいダマスクローズの香りに包まれます。 咲き始めの薔薇が最高の香りと言われており、つぼみが開き始める5月になると、早朝4時ごろから家族総出で薔薇摘みをはじめます。 毎日、次から次に花開くダマスクローズを一つずつ手で摘む様子は、まるでおごそかに昔から伝わる儀式のようです。
収穫した薔薇
薔薇の花は鮮度が命。 陽があまり高くならない午前中に収穫を終え、摘み終えたその日の分をすぐに蒸留所へと運びます。
薔薇の鎌入れ
蒸留所に運ばれるやいなやすぐに薔薇の釜入れがはじまります。 大きないくつもの銅釜でくりかえされる蒸留のため蒸留所全体がサウナのよう。職人たちの顔にも汗が光ります。
地中海の薔薇水ができるまで
薔薇の花が釜いっぱいになると蒸留釜の蓋が閉められ釜に火が入り蒸留が始まります。薔薇は銅釜で蒸され、たっぷりの薔薇エキスを含んだ蒸気が銅管を通り集められ冷却されます。すると薔薇蒸気は1滴1滴蒸留液になり、また冷やされることでローズオイルの上澄みと一番絞りのダマスクローズ蒸留液が生まれます。 この一番絞りの蒸留液にはまだたっぷりのローズオイルが含まれているため、通常はこの蒸留液をさらに3~4回蒸留に使いローズオイルを抽出し残った液体に天然水を加えローズウォータとして出荷します。
地中海の薔薇水ができるまで
どうしても日本には無い濃い薔薇水をお届けしたくて、薔薇農家さんにお願いし、通常出回ることのない1度目の蒸留の一番絞りのダマスクローズ蒸留液原液を分けていただきました。トルコ国内でも市販されてはいません。 ローズオイルがまだたっぷり含まれている一番絞りだから、香りもすばらしく高く、肌に触れた時の感触もやさしくやわらか。水を足していないことで腐敗の進行がなく、アルコールや保存料を足さない薔薇畑から直送のそのままの薔薇水をお届けすることができました。 地中海の薔薇水には、初夏の薔薇畑の香りがそのまま詰まっています。
トルコ・ウスパルタから皆様へ
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